2019年12月、筆者は50万円分の米ドルを購入した。
米中貿易摩擦による株価暴落から1年あまりが経過し、市場は楽観ムードである。
市場が楽観ムードになると、世界最大の市場である米国に資金が流入するため、ドル高円安になることが予想される。
今回ドルを購入した理由は、今後のドル高円安を予想して、比較的円高であるうちにドルを購入しておく。
そして、米国株の価格が上昇し、国債の価格が下落したタイミングで超長期米国債ETFであるEDVを購入する予定である。
米中貿易摩擦後の市場楽観視による株価上昇
2018年12月末に米中貿易摩擦激化による株価暴落が起きて、S&P500・日経平均ともに2割程度下落した。
その後、2019年8月以降は米中貿易摩擦の部分合意を経て、株価は上昇に転じた。
S&P500は史上最高値、日経平均はバブル崩壊後最高値を更新して、世界の株式市場は楽観ムードにあると言える。
今後はドル高円安になる?
世界の株式市場が楽観ムードにあると、資金は世界最大の株式市場である米国に流入する。
世界中の投資家が米国株に投資するためにドルを購入するため、ドル高になることが予想できる。
特に円は安定資産として考えられているため、暴落局面においては買われ、経済成長局面においては売られる傾向にある。
今後はドル高円安になることが予想できる。
株価暴落局面に備えてEDVを仕込む
筆者がドルを購入した理由は、超長期米国債ETFであるEDVを購入するためである。
一般的に株価・債券価格・ドル円為替の関係は以下のようになる。
経済成長局面 | 暴落局面 | |
---|---|---|
株価 | 上昇 | 下落 |
債券価格 | 下落 | 上昇 |
米ドル価格 | 上昇 | 下落 |
円価格 | 下落 | 上昇 |
実際に、2008年のリーマンショック後の暴落局面では、株価・米ドル価格の下落と債券価格・円価格の上昇が確認できる。

このまま株価が上昇を続けると、債券価格は下落する。
債券価格が下落したタイミングで割安にEDV仕込み、来たるべき暴落局面に備えるつもりである。


もちろん債券価格が下落したタイミングで米ドルを購入してEDVを仕込んでもよいが、その頃には株価上昇とともに米ドル価格の上昇が予想できる。
ドル安円高のうちに米ドルを仕込んでおくことで、さらに投資効率を上げることができる。
まとめ
今後のドル高円安を予想して米ドルを50万円分購入。
長長期国債ETFであるEDVの価格が下落したタイミングで割安に仕込み、来たるべき暴落局面に備える予定である。
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