撤退した銘柄の株価が上がった場合の対処法

投資哲学

投資生活において撤退した銘柄が上昇することほど悔しいことはないだろう。

上がることはないと見切りをつけたはずの銘柄が上がり始める。

再び買い戻すべきなのか、上昇している株価を横目に買い戻したい気持ちをぐっとこらえるべきなのか。

この記事では地震が見切りをつけて撤退した株価が上昇し始めた場合の対処法をまとめてみる。

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判断を誤った戒めとする

人間は不合理な生き物で、何かを得ることの嬉しさよりも、何かを失うことに過剰に反応してしまう。

そのため、撤退した銘柄の株価が上がり始めると、本来なら自身が得られたはずの利益を失ったという感覚に陥り、過剰に損をしたと思い込んでしまう。

よほど強靭なメンタルをもったオプティミストでなければ、この悔しい思いは消えないであろう。逆に自身が誤った判断をしたことを戒めとして次の投資機会に活かす方が賢明である。

含み損に耐えきれず損切りしてしまったのは、銘柄分析に割く労力を惜しんだ結果、下落し続ける銘柄をホールドし続ける自信がなかったからではないのか。

投資銘柄を決定する際には投資理由を明確にすべきであり、自身が描いたシナリオが崩れるまでは自信を持ってホールドし続けるべきである。

ちなみに筆者も判断を誤り撤退したものの、株価は反発して悔しい思いをした経験が短い投資人生の内に何度もある。

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撤退という判断をした自分を褒める

前項では、投資判断を誤ったことへの戒めとするべきだと述べたが、投資生活において一度も判断を誤らないこともまた不可能である。

世界一の投資家であるウォーレン・バフェットでさえ投資判断を誤ったことがある。

2008年に原油価格の上昇を期待して、ConocoPhillips Companyの株を大量に購入したが、その後の原油価格の下落を受けて同社の株は大幅に下落している。

そして、バフェット氏も自身の誤りを認めて損切りをしている。撤退した銘柄の株価が上がったという例ではないが、世界一の投資家であるウォーレン・バフェットでさえも投資判断を謝ることがあるという例である。

撤退した銘柄が自身の予想に反して上がり始めることはとても損をした気分になるかもしれないが、それでも撤退という判断をすることとができた自分を褒めるべき場合もある。

というのも、今回はたまたま自身の予想に反して株価が反発しただけであり、そのまま下落を続けてしまうという可能性も十分にあったわけである。

ホールドし続けて損失を拡大させてしまうワーストケースを避け、自身の定めた投資ルール(購入株価から10%下落したら損切りなど)に基づいて冷静に撤退できたのなら、たとえその後株価が上がり始めたとしても自身の資産がゼロになる危険を回避できた点に関しては自分を褒めるべきである。

もちろん、相場の変化に感情を支配されてしまい、株価が下がったら売る、株価が上がったら買うということを繰り返してしまい、「安く買って高く売る」という株式投資の基本原理に反している場合は、その限りではない。

冷静に買い戻す

上昇を始めた銘柄が本当に価値のある銘柄であるならば、買い戻すという選択肢も検討の余地ありである。

その際には、現在の株価が銘柄の持っているポテンシャルに対して購入に値するかを冷静に見極めることが必要であり、自身が一度撤退したという銘柄だということとは切り離して冷静に判断することが絶対に必要である。

まとめ

今回は、自身が撤退した銘柄が予想に反して上昇した場合の対処法をまとめてみた。

筆者が考える方法は以下の3つである。

  • 判断を誤った戒めとする
  • 撤退という判断をした自分を褒める
  • 冷静に買い戻す

いずれにしても、相場の変動に振り回されずに冷静に判断することが重要である。

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