ロボアドバイザーWealthNaviを解約した理由

投資実績

ロボアドバイザーWealthNaviとは毎月の積立額とリスク許容度を設定するだけで全自動で資産運用が可能なサービスである。

筆者は2018年の9月に10万円からスタートし、毎月3万円を1年間積み立てていたが2019年の10月をもって全額出金をした。

理由は手数料が1%と高額であったことと、流動性のある資産を確保しておきたかった。

WealthNaviとは

WealthNaviとは、登録時にリスク許容度と毎月の積立額を決定するだけで、ロボアドバイザーが全自動で資産運用をおこなってくれるサービスである。

投資対象はニューヨーク市場に上場しているETFであり、米国、新興国株、不動産などへの分散投資が可能である。

運用の手軽さと運用実績から人気No.1のロボアドバイザーという評価を獲得している。

WealthNavi(ウェルスナビ)| ロボアドバイザーで全自動の資産運用
選ばれてロボアドバイザーNo.1(預かり資産・運用者数)。WealthNaviは、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づくアルゴリズムを利用した、全自動のおまかせ資産運用サービスです。

WealthNaviの運用実績

1年間でいくら儲かった?

2019年9月の運用開始から2019年10月13日時点での運用実績は以下のリンクで公開している。

WealthNaviを1年間利用した実績公開
WealthNaviに毎月3万円ずつ積み立てて1年間運用していた実績を公開する。現在は約50万円を運用している。そもそもWealthNaviとはWealthNaviとはロボアドバイザーが自動で資産運用を行ってくれるサービスである。...

投資金額は490,000円であり、手数料支払い後の円評価額は+2.50%(+12,258円)という結果になった。

手数料は預かり資産の1%と高めに設定されているが、評価額をみると銀行に預けておくよりも効率よく資金を運用できている。

WealthNavi出金依頼

10月13日の日曜日に出金依頼を行い、ETFの売却額と為替の影響から最終的な売却額は505,445円となり、+3.15%(+15,445円)で運用したこととなる。

WealthNavi:ETF売却額

出金依頼をした10月13日よりも最終的な出金額が増加するという結果になったが、その理由を次の項目で説明する。

出金までの流れ

2013年10月13(日)に出金依頼を行ったが、WealthNaviの出金までの流れは、

  1. ETFを売却
  2. ドルから円に交換
  3. 登録口座へ出金

である。

出金依頼を行った10月13日は日曜であり、翌日の14日は祝日であるため、出金依頼が処理されるのは通常営業日の10月15日の火曜日となる。

ポートフォリオに組み込まれているETFが上場しているニューヨーク市場は日本時間の深夜に営業しているため、10月15日(火)の深夜にETFが売却されることになる。

そのため、10月15日の20時が出金依頼の取り消し期限となっている。

最終的な売却額は10月15日のニューヨーク市場の相場と、その後ドルから円に交換される時の為替相場により決定される。

筆者の場合は、出金依頼をした10月13日よりも円安方向に為替相場が動いたために出金額が増加した。

結果として、490,000円の投資資金に対して、15,445円(+3.15%)のリターンを得たことになる。

WealthNaviを解約した理由

では、なぜWealthNaviを解約(全額出金)したのか?

理由は以下のふたつである。

  • 手数料の高さ(預かり資金の1%)
  • 流動性資産を確保

手数料が1%と高めだから

以下の記事のWelathNaviのデメリットの項目でも開設したが、WealthNaviの手数料(預かり資産の1%)はポートフォリオに組み込まれているETFの手数料(預かり資産の0.04%から0.44%)と比較して高めである。

WealthNaviを1年間利用した実績公開
WealthNaviに毎月3万円ずつ積み立てて1年間運用していた実績を公開する。現在は約50万円を運用している。そもそもWealthNaviとはWealthNaviとはロボアドバイザーが自動で資産運用を行ってくれるサービスである。...

もちろんWealthNaviの手数料にはETFの手数料だけではなく、システムの維持費や為替手数料も含まれており、他のロボアドバイザーと比較すると手数料は相場並みと言える。

しかし、自身で為替交換、ETF売買を全て行う場合と比較すると、WealthNaviの預かり資産の1%という手数料は高額である。

例えば、SBI証券(住信SBI銀行経由)で米ドルを購入する場合の手数料は1ドルあたり4銭であり、1ドル108円だとすると手数料は約0.037%である。

また、SBI証券で海外ETFを購入する場合の手数料は約定代金の0.45%である。

実際は一度の売買で必要な手数料の上限は20ドルであるため購入口数が大きくなるほど手数料は安くなると言える。

筆者がWealthNaviを開始した時は投資に関しての知識が全くなく、銀行に預けるよりも効率よく資金を運用できると考えてWealthNaviの講座を開設したが、投資に関して一定の知識を身に付けた現在では高い手数料を支払ってロボアドバイザーに任せるよりも自身で運用した方が効率よく資産を増やすことができる。

もちろん、WealthNaviを批判しているわけではなく、資産運用に関しての知識がまだない投資初心者にはおすすめであるという意見は変わっていない。

流動性資産を確保するため

WealthNaviを解約した理由のふたつめは流動性資産を確保しておきたいからである。

流動性資産とは普通預金のように必要な時にすぐに使用できる資金のことである。

投資においてリターン金額を増や最も簡単な方法は投資資金を増やすことである。

100万円を5%で運用した場合のリターン(5万円)よりも200万円を5%で運用した場合のリターン(10万円)の方が大きい。

そのため、資金を普通預金として保有するよりもリターンを得られる資産に投資すべきだと考えられるかもしれないが、流動性資産を確保しておく理由は存在する。

筆者が考える流動性資産の必要理由は以下のふたつである。

  1. 急にお金が必要な場合があるため
  2. 投資機会の損失を避けるため

人生において不測の事態が発生した場合に株式や債券として保有している資産はすぐに現金化することができずに、本当にお金が必要な時に使えない状況に陥ってしまう。

投資によって資産を増やすことは目的ではなく、豊かな生活を送るための手段であるため、生活のためにお金が必要な状況で満足にお金が使えないことは本末転倒である。

そのため、ある程度の流動性資産を確保しておくことは重要である。

ただし、証券会社によっては株式を担保としてお金を借りることができるため、流動性資産を確保する理由のひとつめは解消されつつある。

流動性資金を確保する理由としてより重要なのはふたつめの機会損失を避けることである。

株式投資の基本原理は安く買って高く売ることである。

筆者の考える絶好の投資機会とはリーマンショックのような金融恐慌において株価が大暴落している時である。

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しかし、全ての資産を株式や債券などの流動性が低い資産として保有していると、株式暴落時に優良な企業の株を割安で仕入れることはできずに、むしろ自身のポートフォリオの含み損に苦しむこととなる。

他の投資家が暴落時の含み損に苦しんでいる時に、割安な株を買い集めるためにもある程度の流動性資産を確保しておくことが重要である。

ハワード・マークス著作の「投資で一番大切な20の教え」にも書いてあるように、暴落時に株式を購入して市場の回復を待つという投資方法は、低リスク・高リターンを実現可能な方法である。

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まとめ

1年間利用していたロボアドバイザー、WealthNaviを解約(全額出金)した。

490,000円の投資資金に対して15,445円(+3.15%)のリターンを得ることができ、余剰資金を銀行に預けておくよりも効率よく資金を運用することができた。

解約の理由は、WealthNaviの手数料(預かり資産の1%)が高額だと感じたことと、来るべき投資機会のために流動性資産を確保しておきたかったからである。

しかし、解約はしたものの、資産運用をこれから始めようと思っている方にとってWealthNaviはおすすめだという考えは変わっていない。

銀行に預けておくよりも効率よく資産を増やすことは身を以て証明できている。

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