キャッシュレス銘柄!アクリート <4395>から撤退!!

投資実績

株式会社アクリート <4395>は法人向けのSMS(ショートメッセージ)配信代行サービスを展開している。

SMSは配信先への到達率が非常に高く、個人認証などで多く使用されている。

近年のキャッシュレス決済の拡大に伴い、同社の株価が上昇すると目論んだが、予想に反して下落を続けた。

現在株価は市場全体として上昇局面にあるため、資金の運用効率を上げるためにアクリートから撤退することに決めた。

しかし、アクリートは利益を上げ続けて年々成長している企業である。

株価が底値に到達したら再び買い戻すかを判断するために、再度企業の価値と市場についてリサーチしようと思う。

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株式会社アクリートは日本におけるSMS配信事業のパイオニアである。

2010年に法人向けのSMS配信サービスの提供を開始し、2015年度、2016年度ともにSMS配信市場シェアNo.1を獲得した企業である。

アクリートの近年の業績をグラフにまとめると以下のようになる。


アクリート業績
売上高、利益ともに年々増加していることに加えて、四季報2019年秋号によると自己資本比率は80%を越えており、健全な経営により着実に成長を続けている企業であることがわかる。

SMS市場について

SMS(ショートメッセージ)とは携帯電話同士で電話番号を宛先としてやりとりを行うメッセージである。

メールやSNSがテキストベースの連絡手段として普及している現在では、個人間の連絡目的でSMSが使用されることは少なくなった。

しかし、近年では企業と個人間のSMS配信市場が注目を集めている

SMSの強みは、

①到達率の高さ

②開封率の高さ

である。

①到達率の高さの理由は、SMSはスマートフォンや携帯電話に標準搭載されているアプリを使用して利用できるため、他のSNSなどの連絡ツールとは異なりアプリのインストールが不要であること。

番号ポータビリティ制度の普及により通信会社を変更しても携帯電話番号を変更しない場合が多いことが挙げられる。

②開封率の高さの理由は、メールと比較してSMSは受信件数が少ないためメッセージに気がつきやすいこと。

SMSを送るには通信費が必要なため迷惑メールの件数が少ないことが挙げられる。

上記の①・②の強みからSMS配信サービスは本人認証への理由に向いており、キャッシュレス化が進む現在ではさらなる需要の拡大が予測できる。

取引結果

アクリートの2019年8月1日から2019年11月11日までの株価チャートと売買記録を以下に示す(終値をプロットしている)。


アクリート株価チャート

  • 2019年9月18日:300株購入(699円)
  • 2019年10月9日:100株購入(766円)
  • 2019年10月18日:400株売却(706円)

財務の健全性とSMS市場の拡大を期待しアクリートの購入に踏み切ったのが2019年9月18日である。

キャッシュレス化推進の流れを受けて上昇することを期待していたが、購入後の1ヶ月の間に株価は下落を続けた。

その後、10月7日(月)の大引け後に楽天モバイルとのSMS配信サービスの業務提携に関するIR情報を発表したことを受けて、週明けの10月8日(火)にはストップ高となり850円まで上昇した。

筆者は株価上昇が落ち着いたと判断した10月9日(水)に追加で766円で100株を買い増ししたが、その後株価は下落を続けて10月7日(月)以前の水準の700円前後まで株価は下落を続けた。

結局、下落に耐えられずに10月18日(金)に706円で400株売却をしてしまった。平均購入価格は715円であるため、3,600円の損失を被ったことになる。

その後のチャートから見ると10月28日(月)には750円まで株価が戻っているため、撤退するにしてももう少し辛抱していれば損失を出すことはなかったと言える。

アクリートから撤退した理由は、市場が回復ムードであることと、2019年10月からのキャッシュレス決済の還元政策があり、アクリートにとって追い風と言える情勢においても株価の上昇には至らなかったからである。

株価が下落している理由はそもそもPBRが4以上で割高な水準であることと、株価チャートが長期的に見て綺麗な下落相場を描いているため、機関投資家による売りの影響を大きく受けることが考えられる。

また、配信サービスのシェアNo.1はNTTコムウェアに明け渡してしまっていることや、営業力の低さから成長が頭打ちになっており、市場から大きな成長を期待されていない可能性がある。

ストックオプションIRが発表されたことから、従業員が株価の上昇に向けて奮闘しなければいけない状況になったが、2019年11月現在でも700円前後を推移しており、大きな株価の上昇には繋がっていない。

まとめ

企業・個人間のSMS配信市場はアプリなどの個人認証に向いており、SMS配信市場の拡大が予測される。

日本におけるSMS配信サービスのフロントライナーであるアクリートへの投資していたが、市場の回復ムードやキャッシュレス推奨政策化であるにも関わらず、株価の上昇が期待できないことから一旦撤退することにした。

今後は株価がさらに下落になったタイミングで、SMS市場の情勢を考えつつ買い戻しを検討する予定である。

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