株の基本原理は安く買って高く売ることである。
そのため株価が上昇する局面では割安に株を購入することが難しくなる。
そこで、この記事では上昇トレンドにおいて何をすべきなのか考えてみる。
結論から述べると筆者が考える上昇トレンドにおいてするべきことは、
- 資金を温存する!
- 銘柄選定をする!
- 勉強期間として使う!
の3つである。
休むも相場!余裕資金を貯めてチャンスに備える
株式相場の世界は株式の売買だけではない。
「休むも相場」という有名な格言からもわかるように、相場に参加しないことも重要である。
割高な価格で株を購入してしまうよりも、相場が落ち着いたタイミングで割安な株を買い集めた方が、低リスクで高リターンを得ることができる。
筆者は上昇する株価の誘惑に屈してしまい高値で株を購入してしまったという苦い経験がある。
上昇局面で株を購入することは高リスクであることはわかっていても、他の投資家が上昇トレンドにおいて利益を上げていくのを横目に、冷静な気持ちで居られるほどの強靭なメンタルを筆者は持ち合わせていない。
ではどうすればよいか?
いっそのこと証券口座から資金を引き上げてしまうことも一つの方法である。
余裕資金を貯めておくことで、来るべきチャンスに備えることができる。筆者は高値掴みした銘柄の含み損を見ながらそう決意したのだった。

銘柄選定!欲しい株リストを作る
では、相場を休んで何をするか?
そう、銘柄選定である。
四季報やスクリーニングを用いて優良な銘柄・成長銘柄をピックアップして「欲しい株リスト」を作ることに時間を割くべきだ。
東京証券取引所に上場している企業の数は3,000以上である。
これらすべての企業の財務状況、競合他社、事業の将来性、ニュースリリースに関して網羅的に調べ上げることは専業投資家でも不可能であり、まして筆者のようなサラリーマンにはできるはずがない。
しかし、あらかじめ注目する銘柄を「欲しい株リスト」としてピックアップしておき、欲しい株リスト内の銘柄に絞って調査を行うことであれば実現性がある。
また、欲しい株リストの株価を定期的にウォッチしていることによって、割安な時期を狙って優良な銘柄を購入できる可能性が上がるというメリットもある。
勉強期間!少額トレードでテクニカル分析を学ぶ
相場から離れている時間を勉強期間として利用することも重要である。
相場だけが人生ではないのだから、英語や音楽やスポーツなどに打ち込んでリフレッシュすることも有意義な人生の過ごし方である。
身の回りにある企業やサービスに目を向けてみることで、ガンホーやライザップなどの大化け株のような優良な銘柄を見つけることができるかもしれない。
それでも相場から離れたくない場合は、10万円程度の少額トレードをおすすめしたい。
株式投資のスタイルには、企業の財務状況や経済状態から銘柄分析を行うファンダメンタルズ分析と、チャートの動きから株価の上下を予測するテクニカル分析がある。
筆者はファンダメンタルズ分析により銘柄選定をしているが、テクニカル分析を知ることで、売買のタイミングを見極める助けになるかもしれない。
書籍を購入してテクニカル分析を学ぶことも大事だが、実際にトレードをしながらの方が自分の資金がかかっている分、真剣に手法を学ぶことができるであろう。
まとめ
株価な割高な上昇トレンドにおいて、筆者が重要だと考えるのは、
- 資金を温存する!
- 銘柄選定をする!
- 勉強期間として使う!
の3つである。
上昇トレンドが終了した局面で割安な株の購入に多くの資金を投入できるように、資金を温存し、買うべき銘柄をピックアップしておくことが重要である。
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